自宅出張パーソナルトレーニングで使う器具

自宅出張パーソナルトレーニングで使う器具

 

出張パーソナルトレーナーの宮崎隆一です。

出張パーソナルトレーニングではスペースも限られていることが多いので

どの器具を使うかの選択が必要になります。

 

勿論、何も無い状態でやることもよくあります。

しかし、可能なら目的に合わせて幾つかでも器具があった方がいいと思います。

理由は2つあります。

 

1つ目は、トレーニングの基本的な原則の一つとして『過負荷の原則』があります。

これは同じ負荷だと身体はなれてしまうので、より負荷を増やしていきましょうという原則です。

回数やスピードなどでも変化は付けられるのですが、基本的には重さの変化は重要です。

 

2つ目は『筋肉を付けるには最大の65%以上の負荷が必要』という点です

厳密には低負荷でも筋肉が張る状態(パンプアップ)させることで

特にスロートレーニングや加圧トレーニングなどでは最大の20%の負荷からでも発達していきます。

それでもしっかり重さをかける場合より効率は悪く

成長も初心者がほんの少し筋肉を増やしたり、筋力アップしたりする程度で

あっという間に成長は頭打ちになってしまいます。

 

以上の二つの理由から、自宅でのトレーニングであっても

目的に合った負荷は必要になります。

逆に、何もないのを勧めるトレーナーは基本的な知識不足なので避けた方がいいでしょう。

器具の扱い方を良く知らないだけのトレーナーも結構います。

 

それでは、主に使う器具を一つ一つ紹介していきましょう


ダンベル

ダンベルは最も古いトレーニング器具の一つではないでしょうか。

昔から今まで、長く残っているということは、それだけ効果があるという証拠でもあります。

トレーニング器具は新しいのが毎年山ほど出るのですが、数年後には消えてしまいます。

世界中のトレーニーに使われ、科学的な研究が行われていることから、使い方に関しても色々な方法が編み出されています。

そんなダンベルですが、家庭で使う場合には2つのタイプのうちのどちらかがお勧めです。

1.プレート式可変ダンベル

左から、10キロ、20キロ、ラバー付き10キロ、ラバー付き20キロになります。

どれも2個セットの物です。

割と最初は驚かれますが、女性10キロ、男性なら20キロのものがお勧めです。

ラバーの有無は、フローリングなどを傷つけるのが心配な場合はラバー有をお勧めしますが、ラバーは家庭用の物だと大抵最初はゴム臭いので

臭いに敏感な方は無しの方がいいかもしれません。

 

こういったタイプのダンベルは、プレートで重量を変更できるので

基本とは違う使い方でプレートのみを持つ場合や、左右のバランスを変える等の工夫をすれば、扱える重さは

1.25キロから、20キロまでをほぼ1~2キロずつ変更できます。

基本通りの使い方をしても、2キロ、5キロ、7.5キロ、10キロ、12キロ、15キロ、17.5キロ、20キロと、細かく調節できます。

 

前述した過負荷の原則を考えると、こうやって徐々に重さを増やせるものでないと、効率よくトレーニングをすることは出来ません。

2.パワーブロック

パワーブロック41キロ正規品

アマゾンの方に41キロタイプの正規品が無かったため、日本代理店のTinkFitnessの通販サイトを貼っておきます。

パワーブロックは世界的に類似品が出回っていて、多分同じ型使っているので大きな問題はないと思うのですが

品質管理の面などで問題がある可能性は否めない為、正規品を勧めています。

 

パワーブロックの特徴

さて、パワーブロックの1番の特徴は、重量の変更が楽という点です。

先ほど紹介したダンベルだと、1分くらいかかるのですが、パワーブロックならピンを抜き差しするだけでできます。

レッスンの際にタイマーで1分インターバルを計ることがあるのですが、普通のダンベルだと間に合わない時もあります。

 

また、価格の高さも一つの特徴です。

価格は約12万。これはダンベルの中では圧倒的な価格です。

その為、真剣に自宅でトレーニングを行いたいという人向けとして紹介致します。

私自身もこのパワーブロックを購入して使っています。

 

3.その他のダンベル

上に挙げた以外のダンベルはお勧めではありません。

よくジムにある重量固定式のダンベルは、ジムのような多人数が使うためのものです。

安定感やサイズ的にコンパクトになる為、揃えられるのであればそちらの方がやや効率はいいものの

現実的に1~2キロ刻みに数十個配置するのは難しいと思います。

かといって、1つや2つくらいだと、負荷の変化や部位ごとの変化を出せない為、使いにくくなります。

 

可変ダンベルでボウフレックス等が出しているタイプもありますが

あのタイプは軽い重量でも横に長くなり過ぎてしまうというのと

重量変更が台に載せた状態でないと出来ないのが大きな欠点です。


ヨガマット

ヨガマットは床でのエクササイズを行う際に、背骨や尾てい骨が当たって痛くないように敷きます。

ダンベルを使う場合にも、フローリングが傷つかないように敷いた方がいいでしょう。

逆に、絨毯などが敷いてある場合にはなくても大丈夫です。

厚みは4センチから10センチくらいまでありますが

薄いとトレーニングで使う場合には痛いので、最低6センチ、出来れば8センチあるといいでしょう。

10センチだとかさばるので、普段は8センチを一番進めています。


バランスボール

1つ目が55センチ、2つ目は65センチです。

150センチ台の女性は55センチ、160以上の人は65センチでいいでしょう。

180センチ以上だと75センチと言われますが、個人的には65センチで十分対応できるように

 

バランスボールは、上に乗ってバランスを取るイメージがありますが

そこまでそういった作用は重要ではなく、ボールの丸みを利用して効率よく腹筋運動を行ったり

レッグカールで脚の裏を鍛えたり、ベンチの代用として使うことも可能です。

サイズ的に部屋に置くには邪魔になることも多いのが欠点です。

ただ、価格も安く、処分も簡単なので、場所さえあればお勧めの器具です。


トレーニングベンチ

トレーニング用のベンチは中級者以上におススメです。

場所は取るし処分も手間かかるしなので、トレーニングを始めて、少ししてからでいいと思います。

しかし、トレーニング効率はだいぶ上がるので、余裕さえあればほしい器具です。

 

リンクで張ったベンチは、廉価品のカテゴリーでは今のところ一番使いやすいと思います。

ポイントは、角度調節ができること、ピンがばね式であること、軽さです

 

角度調整をすることで、飛躍的にバリエーションが増えます。

角度固定のベンチは安定性で優位ですが、普通に自宅でトレーニングするレベルでは気にしなくて大丈夫です。

 

ピンがばね式でなく、ネジ式の場合、角度調整に時間がかかってしまい、結局やらなくなってしまいがちです。

絶対にばね式の方がいいです。

 

軽さに関しては、家でのトレーニングの場合、移動させることが多いので軽いにこしたことはありません。

そもそも自宅でトレーニングしている人の体力レベルが高いことはあまりないので、あまり重いベンチだと移動が大変になってしまいます。

重い方が安定感があるものの、普通にトレーニングするには気になるレベルではありません。

リンクを張ったもので十分です。


取り急ぎ、一部屋○○ではなく、普通に使っている部屋の一角で行う形でやる場合の器具です。

もう少し細かい器具もありますが、そのくらいだとトレーナーが持参できる範囲になるので、今回は割愛させて頂きました。

スタートするのに1万円以内でも大丈夫です。

まずは何もない状態で始め、レベルアップに合わせて一つ一つ揃えていくというケースも多いですね。

是非始める際の参考にして見てください。

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